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事業化に向けた取り組み

事業化に向けた取り組み
当社からノウハウの商業利用について、あらためて渡邊教授の協力意思の確認を得ています。

現在渡邊教授らの研究は「ウニ」の陸上再生であるが、再生用施設は活魚介類の飼育用のいけすとしても下位転用可能であり、「ウニ」以外も「アワビ」「サザエ」等の高級貝や「ヒラメ」等、海遊しない活魚介類にも対応しています。

これらの活魚水槽として活用する中での「オゾン技術」「水温、水質管理」「排泄物の活用」等の学術的なデータのフィードバックをすることを想定しています。
(※幅1m×長3mの小規模水槽のため、泳ぐ魚の業務用活魚水槽としては不適)。

当社にとっては、再生が可能なレベルの設備を保有することで「活魚介類拠点」を標榜する事業内容を対外的に強くアピールでき、販売先および消費者に訴求するインフラとして極めて有効であり、双方にメリットのある内容となっています。

水槽・機器概要図

  • 仕入れたウニ等を数日間飼育し品質を安定させたのち出荷する
  • 排泄物を食べることから水槽になまこを飼育する(当面は出荷予定なし)
上記経緯のとおり、渡邊教授のチームから極めて高い専門性をもって支援してもらえる機会を最大限活かすため、メイン商品を「活ウニ」とし、同様の設備での営業が行いやすい「アワビ」「サザエ」「ヒラメ」等も取り扱っています。

料理店等への販売時には他の魚介類についても受注するが、その際は当社から協力水産業者へ再発注することとし、当社内のいけすには発送(料理店の引き取り)までの最小限の在庫を保有する形態をとります。

本事業を進める上での強み

本事業を進める上での強み
陸上水槽で活魚介類を飼育する場合の技術上の最大の課題は水質の管理ですが、これについては上記のとおり研究者らのオゾン技術を導入できることとなり解決策を得ました。

一方、採算面の課題は一般的には水温維持のための電力コストとなっています。

これについて当社は既存事業の温泉施設の温水を活用でき、有利な塩分濃度の高い温泉水の保管、飼育用のいけすとしても下位転用可能であり、これらの活魚水槽として活用する中での学術的なデータのフィードバックをすることを想定しています。
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